六丁目の事務所にある‘おしゃれ’なテラスで上野博昭社長にお話を伺いました。

　造園関係一筋に大手企業でお仕事をされ、独立自営して１２年とのことです。今年７月、稲毛区穴川に新しいお店を開店されます。

　「専門的な目でみて、幕張西の環境についてご意見ありますか」とお聞きしました。

　「３０数年経過して、‘行政と現実のギャップ’が目立つのではないでしょうか。確かに緑は豊富な地域ですが、質も考える必要があるでしょう。その意味では、地域住民の環境づくりへの参加がなにより不可欠ではと思います」。

　さらに深みのあるお話が続きます。

　「目線が人間に比べ土に近い動物の言葉、生命ある生き物としての植物の言葉、虫の音を微妙に感じられる人の言葉―、それぞれが発する言葉を噛みしめて‘やっておかねばならない環境づくり’にいそしみたいものです」

　「頭下げるの嫌だから独立したんですょ」とか「何とか食べていければいいじゃないかと思っているんです」などの軽口も述べられますが、肝心なところは素晴らしい「文化論」と納得してお聞きしました。